現代社会は、科学技術に支えられた社会です。科学技術は、私たちの生活に多くの功利的な恩恵をもたらしましたが、同時に、異常気象の頻発や生態系の乱れといった現象、或いは、私たちの先祖が長きにわたって築き上げてきた自然との豊かな関係性の崩壊、生きていくうえで指標となる価値の喪失といった有形無形の様々な問題をもたらしました。私たちは科学技術の恩恵を保持しつつ、同時に、そうした現代社会が抱える諸問題をどうすれば乗り越えていけるのかという課題に真剣に取り組んでいかねばなりません。
今回の会議では、その取り組む姿勢の根幹のひとつともなるべき、自然と人間の共生という考え方、生き方について、農業という営みを通して議論します。
2011年11月20日(日)〜23日(水)
テーマ:自然と人間の共生
サブテーマ:農業をめぐって